王子様とイノシシ女

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「私の王子さまぁ~(泣)」 これは毎日の日課のようになっている。 朝は、私が読んでいる漫画を取り上げるが、反省した雰囲気を出していれば放課後には返してくれる。 ちょろいもんよ。 でも、私を思ってしてくれているんだと思うとその日の夜は心が痛む。 しかぁーし!私の王子さまへの愛は不滅なのだ! すると、突然 「ちゃんと、最近活動してる?」 純は私に怖いかおをした。 素早さがガクンと下がった。 「う……うん、ま……まあねぇ~」 私は目をそらした。 それでも、純は怖いかおで顔を近づけてくる。 やめて!あやめのライフは0よ!
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