第2話 秘密

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リオレオコンビって何だよって思ったけど、敢えてつっこまなかった。 レオには悪いけど、別に委員会に対してやる気があるわけではない。 授業後に用事があるという事実が嬉しかったのだ。 ”とりあえず明日一緒に帰ろー、付き合ってるんだしwww” 昨日駿河から来たメッセージを思い出す。 やつと一緒に帰りたくなんかない。 ……というよりも、練習でも付き合っているという事実を誰にも知られたくないのだ。 自席について教室を見渡すと、駿河はすでに登校していてスマホをいじっていた。 その前の席にはレオが座っていて、何やら楽しそうに話しかけている。 ふと、カバンから微弱な振動を感じたため、スマホを取り出して確認した。 「げっ……」
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