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駿河は何かを言いかけたけど、話すのをやめて枕をぎゅっと握りしめた。
うずくまっている様子を見て、彼が私を怖がっているのが分かる。
何これ、こいつ、本当に女の子が苦手なの?
……それより今は、言いかけた話の内容が気になる。
「きみのせい、ってどういう意味?言いなさいよ」
「いや、別に何も……」
「つべこべ言わず、話せよ」
「…………ぼ、僕だって幼稚園の時に君が豹変して、毎日追いかけまわされるようになったのがきっかけで…………女の子が怖くなったの、です」
突如、頭上から稲妻が落ちてきたかと思うほどに衝撃を受けた。
駿河が、私のせいで女の子が苦手になった、だと……?
そんなこと、今まで考えたこともなかった。
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