0人が本棚に入れています
本棚に追加
すると、どこからか女学生の5人グループがやって来た。
「ええっ? ここなんだぁ、
神社ってもっと凄い感じなのかと思った…ははは」
「なんか、イメージと超違うとかウケるかも」
「でも、ある意味この普通さとかリアルなんじゃん」
「言えてるかも、秘密の神隠しみたいな…あはは」
「なんか、全部ちっちゃくてミニ神社みたいでカワイイ」
「これが、お賽銭箱なんだカワイイ」
女学生達が、ワイワイとしているところに、
通りがかりのおばさんが声をかける。
「あら、あなた達は、運が良いじゃないの良かったわね」
「ええっ、どうしてですか、何か違うんですか」
「ハルオちゃんがここにいる時に分かるのよ、
こんな金髪頭でも
あなたが良いお嫁さんになれるかどうかね」
「金髪って、あっ、ハルオちゃんって、どの人ですか」
「ここにいる彼よ、変な事しちゃダメよ、
良い人なんだから」
「あっ、こんにちは、はじめまして」
「大丈夫よ、ハルオちゃんは、ちゃんと分かってるから」
「えっ!?」
彼女達は、いまいち意味が分からないが
言われた事を信じてお参りをするのだった。
最初のコメントを投稿しよう!