第1章

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すると、どこからか女学生の5人グループがやって来た。 「ええっ? ここなんだぁ、 神社ってもっと凄い感じなのかと思った…ははは」 「なんか、イメージと超違うとかウケるかも」 「でも、ある意味この普通さとかリアルなんじゃん」 「言えてるかも、秘密の神隠しみたいな…あはは」 「なんか、全部ちっちゃくてミニ神社みたいでカワイイ」 「これが、お賽銭箱なんだカワイイ」 女学生達が、ワイワイとしているところに、 通りがかりのおばさんが声をかける。 「あら、あなた達は、運が良いじゃないの良かったわね」 「ええっ、どうしてですか、何か違うんですか」 「ハルオちゃんがここにいる時に分かるのよ、 こんな金髪頭でも あなたが良いお嫁さんになれるかどうかね」 「金髪って、あっ、ハルオちゃんって、どの人ですか」 「ここにいる彼よ、変な事しちゃダメよ、 良い人なんだから」 「あっ、こんにちは、はじめまして」 「大丈夫よ、ハルオちゃんは、ちゃんと分かってるから」 「えっ!?」 彼女達は、いまいち意味が分からないが 言われた事を信じてお参りをするのだった。
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