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最近は仕事の忙しい日が続いていた。
だからこんなにしっかり眠ったのは久しぶりで思いのほか体が軽かった。
隣にいるはずの彼女の体を探したがそこはすでに空だった。
ダイニングから聞こえてくる君のたてる物音とコーヒーの香りに誘われる。
ベットの中は温かく気持ちいいが出かけてしまう前に君の顔を見たくて、俺は体を起こした。
君と朝を過ごすのは今日で何度目になるのだろう……
同棲を初めてあっという間に、3年が過ぎた。
付き合いだしてからは13年になる。
そして3日後の彼女の誕生日に俺はプロポーズする予定だ。
寝癖がついていて右後ろが少し跳ねてることは自覚している。
大きなあくびを1つして片手をスウェットのズボンに入れたままダイニングへ向かった。
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