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─記憶の回想───
12・3歳位の男の子が悩んでいた
お父さんと面と向かって呼ぶ気恥ずかしさから何と呼ぼうか
用も無いのに呼んでみる
「ぉとん」
父
「お父さんと呼べ」
「じじぃー」
父
「お父さんだろ ぃゃ待て
この際だ 父上 と呼べ」ニヤニヤ
「はぁ!?んざけんなー
呼べるかぁ!公衆の面前で
父上!何て呼べるゎきゃねぇだろ あほかぁ!」
父
「呼べば毎週小遣いやるが?」
ニヤニヤ ニヤニヤ
「ぐぬぬぬ てんめぇ 息子相手に金で釣んのかぁ!? よぅし呼んでやろぅじゃねぇかぁ」
父上
「1回でも間違えた日は仕事手伝えょ」ニヤニヤ
「あ゙ぁ!? それが狙いだろ やってらんねぇ 誰が 父上 何て呼んでやるか!」
───回想終─
『なぁんて事が有ったな…
此処に居る間使ってみても良ぃかな 流石に お父さんお母様ゎ
無いゎ~ 』
「どぅしちゃったの? ボー として」
「ぁ ぃゃ 何でもねぇっす」
「そぅその調子 親子に成るんだから敬い言葉は禁止ょ あんまり聞き分けないと魔法の練習の時 苛めちゃぅんだから♪」
「ぉ… 御手柔らかに…」
「じゃ 私達に割当てられてる居住空間に行くゎょ」
そぅ言うと レムゎ長に ペコッとして歩き出す後に続く その前に無性にしたくなった行動[猫の敬礼]をして踵を返す長は何だそれ? な顔で首を傾げておりましたとさ
己の姿は観れないのが至極残念だが脳内描写で我慢する
居住空間に向かう前に レム が教えてくれました 我等が巣穴の構造を
簡単に云うと逆さ蟻の巣
巨大な岩を下から逆さにした蟻の巣の如く掘って在るのだと 構造は若干異なる様だが して大岩の下部が 大人達の食事場権 社交空間な役割
各空間への移動は掘り進めた時に使った足場を蹴り上がる
此れが出来ない乳飲み子と現物固形が食べれない内は居住空間からは出ない
通用口まで来た時に
「さて 君は出来るかなぁ?」
「む~り~ ぁの一応言ぃますけど半日前に生まれたんすょ…俺」
「継続者は強いのょ~ 取り敢えず試してみましょ」
『ゃべ~… スパルタな気配が…』
座って通路を見上げる
『結構あるなぁ…』
「早く動かないと…」
「動かないと…?」と
首だけで後を振り向いた刹那
「ふぎゃっ!?」
尾てい骨の電気が走った
否 尻尾を踏まれた
跳ね上がり尻尾を掴んで
ふぅふぅ する
箪笥の門に小指を ぶつけたアノ痛みを想像してみてほしい
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