お世話に…

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  『ちぉ~痛ぇ~ マジ何してくれっかなぁ この人 ぃゃ猫ぉ』 睨んでみるも涙目且つ上目遣い 全く凄みもなく逆に 「そんな顔されたら…私が悪者みたぃじゃなぃ」 「ぃゃ 悪者ですって…未だ痛ぃんですけど…」と 尻尾の中腹を持って左右に振る  ジンジンします 『此れ やばぃな…俺の尻尾ちょと長いんだなぁ今知ったょ…踏まれなぃ様に気を付けないとな… 多分気を付けてても母上は踏むんだろぅな 躾名目で…』 「仕方ないゎね… 大人しくしてなさい」 と言うと首元を銜えられ 跳躍に次ぐ跳躍 『凄ぇ…空中散歩みたぃだ…』 平屋の屋根くらい登っただろぅかという辺りで横に延びる幾つも有る通路の1つへ着地 降ろされ前を向くと僅かな螺旋状で右上へと延びている通路 と レム が背後の通用掘へ俺の頭を向け見せながら 少し先の事だけど と前置きして 「此処の横路は似せて掘って有るから間違えると他所様の部屋に行っちゃうからね 貴方の解る標を付けなさい さ 行くわょ」 半円回っただろぅか と云う辺り で二股分岐 「左が厠ょ 落ちたら滝壺まで一直線ょ」 「へっ!?」戦々恐々としてると 「プッ 冗談ょ 落ちなぃ様に成ってるし仮に落ちても生きてれば飛ばされないゎ」 「飛ばされる?どゅ事?」 「窪みの底に魔法陣が在るのょ 排泄物は色々な情報を敵や獲物に教えるから無闇に棄てないの」 「ふ~ん でも厠なんだ…冗談は『俺が』て処だけでしょ」 「よく出来ました♪」 「だって此処 岩の中だし」 つまらなそぅに 「行くわょ」と右へ  2・3mで開けた空間へ入った 「この中なら何処に居てもいぃわ好きな様に過ごしなさい」 「解った じゃぁ寝床は?」 「貴方が寝たら移動させてあげるわょ そのくらぃ」 首を振り答える 「授かった力は寝る時に自然と使われる様で どぅ変化が起こるか俺も解らないんだ だから見守ってて欲しいのと結果が知りたい」 「解ったゎ寝床はアレょ」 床から地続きで1段高く成った石のベッド 近寄り立ちて観やると真ん中に楕円の薄い窪み その上に使い込まれた毛皮が幾枚か 中々快適そぅだ ただ 立ち見でギリなのである 下がり助走付け跳躍… 迄は良かったが慣れない身体且つ幼いと云う事を失念していた
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