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【世界観】語り…
その昔
未だ人族が誕生する以前
人族の元と成る種が居た
産まれ落ちた時は獣の姿
長い歳月を重ね
人型へと昇華する
人間と見間違う容姿に
擬態し生活出来れば
成体と認められ子孫を遺す事が
赦された
だが ある時から
成体と認められぬ内に交わり
子を宿す者達が現れた
始めの頃は共に暮らして居た
しかし
成体未満で宿した子は
短命だった
種の危機を感じた長老達は
成体未満で交わった者達に
1つだけ譲歩を言い渡し
仙を名を奪い里から追放した
追放された者達は
元の里から近い場所へ
新たな里を築き其処で暮らした
元々 多種ある仙の者
交流も有ったが為
種を越えて交わる者が現れる
その者は更に短命だった
過去と同じ様に
1つの譲歩と仙の名を奪い
追放された
追放された種を越えた者達で
里を築き 其処で暮らした
月日は流れ
仙の者は元々好奇心が
旺盛で有ったが為 いつしか
純粋な仙の者は潰えてしまった
最後の仙の者が逝く時
創造主に1つ御願いをした
仙の者が居なくなった事を
大層 嘆いた創造主は
その者の願いを聞き入れた
その願いが
継続者の始まりと成った
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