第1章

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私はアイツと一緒に住んでいる 家に帰ると真っ先に寄り添ってくる ほとんど鳴くことがない無口なアイツ 私はそんなアイツとじゃれ合う時間が一番好きだ 今日もいつものように家に帰る ドアを開けると玄関で私をお出迎えするアイツ 私の姿をみるなり寝転がりお腹をみせるアイツ 私はアイツのお腹をワシャワシャしてじゃれ合う すると、いつもとは何か違うらしく不満そうな顔をするアイツ 私はそんなことお構い無しにワシャワシャワシャワシャワシャワシャ 楽しい時間を過ごす私 少しの間は我慢するアイツ だが しつこい私に怒ったアイツは飛び起き 私に向かって一言 「そこじゃねぇんだよ。今日はやめだ。」 それだけ言い残すと自分の寝床に帰るアイツ それを見て私は一言 「すみません。」 次の日家に帰るとアイツが玄関に待っていた いつものように無口でお腹をみせるアイツ 私はいつものようにワシャワシャと楽しい時間を過ごすのであった。
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