第15章 とろけるミツバチ

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「壁に手をついて」 「え?」 「後ろ向けで立ちな」 「そんな……」 「早く。僕もそんなに暇じゃないんだ」 「は……はい」 恥ずかしくても なんだか言うことを聞かざるをえなくなる。 「タオルかけ握ってた方がいいよ」 「和樹っ……!」 振り向けば 事の元凶は呑気にバスルームの入口で ハチミツを味見している。
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