第15章 とろけるミツバチ

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「おい、もっと僕を信じろよ」 ぺチリ。 笑ってお尻を叩かれた。 「そんなこと言ったって……」 昔から 注射だって大の苦手の怖がりなんだ。 あんな細い針でさえ 身体に刺されば痛いのに。 「痛いのはヤダ……我慢できないもん」 だから 触れられただけで 「お願いします……優しくして下さい……」 すでに泣きごとを言う。
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