第15章 とろけるミツバチ

9/25
前へ
/25ページ
次へ
「きつい?」 「まあね」 「どれどれ」 小悪魔め。 こんな時に――。 涼しい顔して近づいてくるんだ。 「入って……来ないでっ……!」 羞恥心。 圧迫感。 声を出すのもやっとなのに。 「え?僕?それとも」 分かってるくせに 自分の指を細かく動かしながら 「手伝ってあげるよ」 和樹は涼介さんの側に立った。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

141人が本棚に入れています
本棚に追加