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帰宅後、さっそく俺はモッチーを閉じ込めてある虫かごを取り出した。
「み……水……」
モッチーは干からびていた。
このままでは話が出来ないので醤油皿で水を与える。
昨日は潰しても復活したくせに、水がないと死ぬのか。
「さて、どうやったらお前は帰ってくれるのか……」
「うちはまだ帰るわけにはいかへん。
クロにゃんが魔法少女になるまでは……グハッ」
なぜか血を吐いて倒れるモッチー。
口から泡を吹いてガクガクと震えている。
「俺は男なんだが。
まぁ、死んだら墓くらいは作ってやるよ」
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