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「クロにゃん、変身するんや!
変身してうちを助けてんか!」
レーザー光線を避けながらモッチーが叫ぶ。
俺の手には例のステッキが握られている。
どうする、俺……。
心臓が脈打ち、己の鼓動が鼓膜に響き渡る。
「くっ、こんなときブラックがいてくれたら……」
いつの間にか来ていたグリーンの呟く声が聞こえた。
声からして女性だろう。
「ん、もしかしたら君は……」
駆け付けたイエローが俺を見て動きを止める。
「そうだな、素質あるな」
レッドが俺の腰にベルトを巻いた。
えっ。
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