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結局俺は、この変な生き物が強引に部屋の中に入ってきてしまったので相手をしなければいけなくなった。
「で、お前は何だ?」
「うちはモッチー、妖精や。
今日からあんたのナビ役や」
モッチーと名乗った妖精は俺の周りを回りながら更に続ける。
「あんたはな、今日から“マジカル・クロにゃん”になるんやで」
……俺の名字は黒田だ。
「てかお前は何で俺の名字を知っているんだ?
知らないとそのあだ名は付けられないよな?」
「さっき表札見た」
パチンッ
俺はモッチーを両手で挟んで潰した。
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