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「すみません、俺失礼なこと言って…」
「いいよ、言われ慣れてるし。それにガキんちょも同類だろ?」
ニヤ、と笑って言われれば俺は苦笑いしか返せない
「それより金平さんこのガキんちょ名前は?」
「だってさ。颯太、自己紹介」
困惑気味の俺の背中を押すように哲さんはポン、と叩く
1歩前に出るようによろけた俺は好奇心いっぱいの瞳に見つめられながら言われるがままに自己紹介をした
「瀬尾颯太と申します…こんなんですがT大に通う22歳です」
宜しくお願いします、と軽く頭を下げる。
まさか警察に知り合いができるとは思わなかったが大学卒業前に人脈を広げておくのは悪くない。
俺は成り行きとはいえ心の中で哲さんに感謝の言葉を述べるのだった
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