再会は偶然でした。

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―――――― 「今の人って…」 暗くてよくはわからなかったが、思い出されるのはいつの日かの駅前 颯太をおぶった自分を鋭い眼光で見つめていたスーツ姿の男性 俊平はギュッと力強く拳を握りしめた。 「まさかあの人と付き合ってるとか、そんなわけ…ないよな?」 俊平の中に渦巻く黒い感情 愛情と憎悪は紙一重だとよく言ったものだ。 (もしアイツが男と付き合ってるっていうんなら……) 「俺だって容赦しないから」
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