851人が本棚に入れています
本棚に追加
***
窓の外から鳥のさえずりが聞こえてきそうな気持のいい爽やかな朝
遮光カーテンの隙間から漏れる朝日に俺は眩しさを感じ目を覚ました
隣で眠るこの人を見つめて内心ため息
俺はまたやってしまったようだ。
「…重い」
俺を抱き枕代わりにしてがっちりホールド
お腹に回された腕が激しく男前で朝から心臓が爆発しそう
そして毎回思うのだが、俺にはいつ眠りについたのかという記憶がない。
意識が飛ぶまでヤり続けるってどうなんだという話は置いておいて、かなり汗をかいたはずの(その他諸々の含め)俺の体は朝には綺麗さっぱりになっている。
なので、まぁ…たぶんいや絶対に、哲さんが毎度のごとく全身くまなく綺麗にしてくれているはず。
もれなく俺の体のナカに残った白いアレも。
(クソ…考えるだけで恥ずかしい……)
そして言うまでもなく激しかった昨夜
どこか甘い雰囲気を漂わせていた彼に酔わされた俺の腰はすでに限界を迎えている。
いや、限界などとっくの昔に超えていたのだが、そんなもん無視して酷使し続けた俺の腰骨たちはズキズキと痛み、悲鳴を上げていた。
時計を見ると時間はまだ午前9時をすぎたばかり
きっと哲さんはまだ起きないだろう。俺ももう少し彼の温もりに包まれていたい、と思うのだがなぜだか今日は2度寝出来そうにない。
俺はもぞり、と哲さんの腕の中でゆっくりと動いて鍛え抜かれたその体に少しだけ自分の体を寄せた
「…天気よさそう」
こんな日は外走ったら、気持ちいいだろうな
最初のコメントを投稿しよう!