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願い続ける日々が続いた。
今、俺はガード下でボロボロの服を来て段ボールを布団代わりに寝ている。
きっとこれが俺の運命だったのだろう。
すべてが泡と消えちまった。
あの石鹸専門店の女性店員はこの結末をもしかしたら見ていたのではないだろうか。
今更、そんなこと考えても遅いことだ。
世の中そんなに甘くないってことだ。
くそったれ、あの言葉を聞き流すんじゃなかった。
『ベストセラー作家になれるでしょう。一度はね』の言葉だ。
あの店員は確かに最後につけたした。『一度はね』と。
囁くような聞こえにくい声で。
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