第1章

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あと二時間で僕の人生が変わる。 そして、昼休みとなり、過去の僕はいつものように昼食へと出かけた。 食事を終えると、宝くじ売り場へ行き、僕が伝えた番号を記入した。 『これで億万長者だ!』 全ての命令が実行された所で画面がフェードアウトし、それからメッセージが表示された。 おつかれさまでした。 よい人生をお過ごし下さい。 と。 そして僕は《終了》をタップした。 あれ?何も変わらないぞ。 急に変わっても、現実に置いてけぼりを食らいそうだけど。 でも、確かにロト6を買ってたよな? そして、財布に入れて。 『あっ、財布だ』 すぐさま鞄から財布を取り出し、中を確認すると、ロト6が入っていた。 確かにあのとき命令した番号を買っている。 当選日は、7/9。
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