第1章

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 お爺さんは村ではお医者さんの様な仕事をしていました。山から採ってきた野草を搾った汁を、団子に混ぜて病人に与えていました。  お爺さんは大きな怪我をした者、寝たきりで苦しむ者達にこの団子を与えていたのです。  この団子は痛みや苦しみを消して人々を元気にしました。  村人はこの団子を【消し団子】と呼び、お爺さんは皆から感謝をされました。
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