第1章

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 その後、猿と呼ばれる者、雉と呼ばれる者が桃太郎に挑みました。結果はどれも同じでした。  桃太郎は手加減と言うものを知りませんでした。お爺さんとお婆さんは涙を流しながらこの者達の治療にあたりました。その後、彼等は桃太郎の家に住み着きました。  するとどうでしょう。お爺さんの元には彼の者達の村々から感謝の文が届き始めたのです。各々の村一番の厄介者が消えたのですから。  村人達は感謝をしてもしきれないと大いに喜びました。
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