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「かわいいね、りょうこちゃんて言うの?」
その直後、千絵美がりょうこちゃんの名札とあたしの顔を交互に見た。
あ、絶対気づかれた。
「じゃあねー、またねー!」
休み時間が終わり、あたしたちは1年生のクラスを後にした。
歩きながら千絵美が、
「裕平くんの妹じゃん!これでいつでもお兄ちゃんの情報聞けるね。よかったね、みき。」
「あーびっくりした!妹がいたなんて。でも何か妹にあれこれ聞くなんてストーカーみたいじゃん?」
「大丈夫だって!」
千絵美が嬉しそうにあたしの背中を叩いた。
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