0-はじまりの日

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「まだちょっと早いけど、たまには良いよな」   のんちゃんがそう言って、まだ夕方で予定よりは早いけどパーティを始めることになった。 俺と心平はコーラの瓶、将くん、のんちゃん、忠は缶ビール片手に乾杯をした。 今日は暑い日だったから、冷たいコーラがいつも以上においしく感じる。 「案外、早くできたな」   ビール片手にのんちゃんがハウスを見ながらなんだか感慨深げに呟いた。 「そうですか?俺、家が建つのに1年もかかるなんて思いませんでしたよ?」   お肉を焼きながらそう答えるのは心平。 そういえば、あれからもうそんなに時間が経つのか。 「響一さんの設備へのこだわりがすごかったですからね」   バーベキューコンロの火加減を調節しながら忠がそう言った。 そうだったかな、あれくらいの口出し普通じゃない。 だってこれからずっとここに住むんだし。
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