0-はじまりの日

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「きれー」   思わずそれに見惚れて、はっとなって将くんの方を振り返った。 「もしかしてこれって…」 「…ベタすぎた??」   照れくさそうにそう言う将くん。 いやいや、ほんと流石。   普通こんな演出思いつかない。 いや、思いついてもしないよね! 「ベタすぎんだろ…」 「ベタなの、オレはいいと思いますよ!」 「まぁ俺達の門出には、これくらいぱーっとした方がいいんじゃないすか」   と反応も三種三様だ。   将くんのおいしい手料理とバーベキューを堪能しながら、俺達は飽きることなく花火を眺めていた。   今日から、ここでの暮らしが始まるんだ!   …健(けん)。 君にもこのきれいな景色、見えてるのかな?
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