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「きれー」
思わずそれに見惚れて、はっとなって将くんの方を振り返った。
「もしかしてこれって…」
「…ベタすぎた??」
照れくさそうにそう言う将くん。
いやいや、ほんと流石。
普通こんな演出思いつかない。
いや、思いついてもしないよね!
「ベタすぎんだろ…」
「ベタなの、オレはいいと思いますよ!」
「まぁ俺達の門出には、これくらいぱーっとした方がいいんじゃないすか」
と反応も三種三様だ。
将くんのおいしい手料理とバーベキューを堪能しながら、俺達は飽きることなく花火を眺めていた。
今日から、ここでの暮らしが始まるんだ!
…健(けん)。
君にもこのきれいな景色、見えてるのかな?
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