0.2-河崎将と彼の出会い

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そして望は自分がバンドに憧れてるってことを教えてくれた。 ただの友達以上の絆があるみたいで羨ましいって。 僕はそれを聞いて一緒だと思った。 望は僕に一緒にバンドを組まないかと言ってきた。 将と一緒にバンドがやりたい、将と同じステージで俺が歌いたい。 それが俺の夢だと望は言った。 僕は、なんだか一瞬にして目が覚める思いだった。 そんなこと考えもしなかった。 …でも、一瞬でやりたいと思った。 家に帰った僕は早速父さんにねだった。 ギターを弾く望とバンドが組めるように、父さんが昔弾いていたのと同じ、ベースギターが欲しいと伝えた。 自分が夢をあきらめたという苦い経験からか、父さんはあまり乗り気じゃなかったみたいだけど、結局買ってくれた。
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