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「響くんはハンバーグ大好きだね。
大丈夫、ちゃんと材料用意してるよ」
腰エプロンを着けながらそう言う将くんにお礼を言う。
将くんはすっごい料理上手。
将くんに任せておけば安心だ。
下手に手伝わない方がいい。
俺はなにかすることないかなと心平の所へ向かった。
心平は今夜使う皿やグラスを箱から取り出しているところだった。
「一旦洗う?俺手伝うよ」
そう言うと心平はぶんぶんと首を振った。
「そんなこと響さんにさせられませんよ!
オレがひとりで洗うんで大丈夫です!」
なんかそんなふうに言われたら強く言えないじゃないか…。
俺は皿洗いを心平に任せることにした。
…でも困る。なにもすることがない。
暇だ、どうしよう。
俺がリビングにぽつんと立ちつくしているとタイミングよくケータイが鳴った。
LINEが入った模様。
開いてみるとのんちゃんからだった。
のんちゃんは心平と同じくうちでギターをしているイケメンさんだ。
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