プロローグ

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勇者が魔王を倒し国王となった後、五人の子供を授かった。 一番目の長男は王位を継ぎ国民に愛される王に。 二番目の次男は頭脳生かし長男の王を支え。 三番目の長女は他国の王子と恋に落ち両国の和平に貢献。 四番目の三男は世界中を駆け巡るとても良き医者に。 五番目の次女は博愛と慈悲深き性格から、貧しい人々に手を差し伸べ皆から愛された。 そんな中もう一人の子供がいた。 史料には書かれていない、歴史上から抹殺され、その存在を消された『六番目の四男』。 彼は働きもせず毎日遊び兄弟や家臣たちから煙たがられていた。 そして彼は行方をくらませた。 それから三百年。 誰も知らないある勇者の直系一族がひっそりと暮らしていた。 そんな勇者の子孫のお話。
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