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「さっきは僕のためにありがと」
「何言ってんだよ親友だろ」
近藤は相変わらず能天気な笑いを見せる。
「帰りにジュース奢ってあげるよ」
「わりぃ、今日はちょっと用事があんだ」
近藤の表情が少し沈んだように見えた。気のせいかもしれないが何か今日の近藤を見ていると違和感を覚える。
「なにかあった?今日の近藤何か変だよ」
「そうか?別に普通だけど」
「僕たち親友でしょ!困ったときはお互い様だよ!」
近藤が僕に言った言葉をそのまま返した。
「うるせぇよ…」
そう言って近藤は出て行った。
『77m』
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