第1部

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ジェシー 「・・・悪いっ!?」 彼 「いや・・・誰にでもそうなる可能性はあるよ・・・。私だって生活保護者なんだ」 ジェシー 「アンナは私のせいで、、っ・・・」 アンナ 「ジェシーのせいじゃないよ!」 ジェシー 「でも、好きなこともできなくなっていって!!今ではなにしててもつまらなそうじゃない!」 アンナ 「そんなことない、私にはジェシーがいれば、私はジェシーがいれば、幸せ、幸せ、だよ・・・」 ジェシー 「私がやらなきゃ、私がって、そればかり言って、無理して・・・。・・・私のせいなんだ・・・」 アンナ 「無理できたのは・・・ジェシーがいたから、だよ」 ジェシー 「私たちの、幸せ・・・う、っ・・・えぐっ・・・アンナの無理に笑う顔、もう、みたく、ないよ・・・」 彼 「・・・退院したら、家に来ないかい?」 アンナ 「え?」 彼 「生きる意味が見つかるまで、でもいいし、ずっといてもいい。少なくとも雨風は凌げるよ」 アンナ 「でも・・・」 彼 「二人ぼっちでいるよりは、いいと思うんだ」 ジェシー 「なに、馬鹿なこと言ってるのよ、私たちはっ!!」 彼 「その 声 は、最後に生きろといった。そして、君達は助かった・・・きっと、私だけでなく、君達にも生きろといったんだと思うよ」 ジェシー 「生きろ?簡単に言わないでよ・・・もう、私たちはっ!・・・アンナ?」 アンナ 「・・・もう少し、生きてみるよ・・・。ジェシーと一緒に・・・」 ジェシー 「アンナ・・・」 アンナ 「家の場所は、どこ?」 彼 「退院の日が決まったら、教えて欲しい、迎えに来るよ。ああ、そうだ、もう一人男がいるけど、いい人だよ」 ジェシー 「なんで、そこまでするのよ?あぁ・・・あんた、さては、あたし達の体が目当てとかじゃないでしょうね?」 彼 「君達は魅力的だと思うけれど、君達にはそんな気は無いだろう?」 ジェシー 「当たり前よ」 アンナ 「ジェシー、この人、そんな悪い感じしないから大丈夫だよ」 ジェシー 「そうかしら?アンナ、もう少し気をつけたほうがいいわよ」 彼 「信用されてないかな、まぁ、そうだよね、いきなりだし」 ジェシー 「じゃ、どうしてそこまでしようとするわけ?」 彼 「そうだね・・・。君達は、善きサマリア人の話は知っているかい?」 語り部 「ところで、君は自分の事も満足に出来ないのに、人を助けるな、とか思う?
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