1人が本棚に入れています
本棚に追加
アンナ
「そうだね、あ、私達は荷物がないけど、二人はあるんだよね?荷降ろし手伝うよ」
彼
「私のほうもあまり無いよ、ギターとパソコンくらいなものだね」
アンナ
「パソコンがあるんだ」
彼
「古い型のだけれどね、使うかい?」
アンナ
「あ、じゃあ、たまに使わせてもらってもいい、かな?」
彼
「勿論さ、私は最近使ってないからね」
アンナ
「私、ちょっと前は詩を書いたりしてたんだ。手書きで書いてるんだけれど、溜まって来たら、パソコンに移したいなって」
彼
「そうなのか、よければ自由に使っていいよ」
ジェシー
「あなたは、パソコン何に使ってたの?・・・あ、エッチなサイトとか画像とか集めてたり?」
彼
「ははは、まぁ、若い頃は多少ね」
ボブ
「お、なんだ、牧師さんもそんなのに興味があったのか」
彼
「流石に今は、あまり無いけれどね。絶食系というわけではないよ」
ジェシー
「襲わないでよね・・・」
彼
「大丈夫だよ、そんなことしない」
ボブ
「俺もしないぜ!」
ジェシー
「本当かしら?」
アンナ
「ジェシー、そんなこと言っちゃ悪いよ。他には何に使ってたの?」
彼
「そうだね、小説というか、物語を書いたりはしてたかな、まぁ、あまりいい出来のものじゃないけれど」
アンナ
「へぇ、見てみたいな」
彼
「そうだね、また、書いてみるかな・・・」
ジェシーM
引っ越してから、数日たった時、アンナの具合が悪くなった・・・。
両膝を抱えるようにうずくまったアンナの顔は青ざめていた。
彼
「落ちたか・・・そういうときは、横になってゆっくりと寝るのが一番だよ」
アンナ
「う・・っ・・・うぅ」
ジェシー
「私のせいなんだ、わたしの・・・ごめん、ごめんね・・・」
ボブ
「なぁ・・・もっと明るくいこうぜ?二人して暗い顔してても明るくはなんねーよ!」
アンナ
「ごめん、私が、私が、弱かったから、ジェシーを護れないで・・・私・・・私・・・」
ジェシー
「そんなことない!そんなことないよ!」
ボブ
「ほれ、ジェシーもアンナも自分を責めてばかりいねーでよ、俺のギターを聞け!」
アンナ
「うっ!!」
ジェシー
「やめてっ!!」
ボブ
「ぉおう!?」
彼
「ボブの気持ちはありがたいけど、今は彼女に寄り添って、静かにしてあげるのが一番いいよ」
ボブ
「そう、なのか・・・わりぃ」
最初のコメントを投稿しよう!