第1部

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アンナ 「そうだね、あ、私達は荷物がないけど、二人はあるんだよね?荷降ろし手伝うよ」 彼 「私のほうもあまり無いよ、ギターとパソコンくらいなものだね」 アンナ 「パソコンがあるんだ」 彼 「古い型のだけれどね、使うかい?」 アンナ 「あ、じゃあ、たまに使わせてもらってもいい、かな?」 彼 「勿論さ、私は最近使ってないからね」 アンナ 「私、ちょっと前は詩を書いたりしてたんだ。手書きで書いてるんだけれど、溜まって来たら、パソコンに移したいなって」 彼 「そうなのか、よければ自由に使っていいよ」 ジェシー 「あなたは、パソコン何に使ってたの?・・・あ、エッチなサイトとか画像とか集めてたり?」 彼 「ははは、まぁ、若い頃は多少ね」 ボブ 「お、なんだ、牧師さんもそんなのに興味があったのか」 彼 「流石に今は、あまり無いけれどね。絶食系というわけではないよ」 ジェシー 「襲わないでよね・・・」 彼 「大丈夫だよ、そんなことしない」 ボブ 「俺もしないぜ!」 ジェシー 「本当かしら?」 アンナ 「ジェシー、そんなこと言っちゃ悪いよ。他には何に使ってたの?」 彼 「そうだね、小説というか、物語を書いたりはしてたかな、まぁ、あまりいい出来のものじゃないけれど」 アンナ 「へぇ、見てみたいな」 彼 「そうだね、また、書いてみるかな・・・」 ジェシーM 引っ越してから、数日たった時、アンナの具合が悪くなった・・・。 両膝を抱えるようにうずくまったアンナの顔は青ざめていた。 彼 「落ちたか・・・そういうときは、横になってゆっくりと寝るのが一番だよ」 アンナ 「う・・っ・・・うぅ」 ジェシー 「私のせいなんだ、わたしの・・・ごめん、ごめんね・・・」 ボブ 「なぁ・・・もっと明るくいこうぜ?二人して暗い顔してても明るくはなんねーよ!」 アンナ 「ごめん、私が、私が、弱かったから、ジェシーを護れないで・・・私・・・私・・・」 ジェシー 「そんなことない!そんなことないよ!」 ボブ 「ほれ、ジェシーもアンナも自分を責めてばかりいねーでよ、俺のギターを聞け!」 アンナ 「うっ!!」 ジェシー 「やめてっ!!」 ボブ 「ぉおう!?」 彼 「ボブの気持ちはありがたいけど、今は彼女に寄り添って、静かにしてあげるのが一番いいよ」 ボブ 「そう、なのか・・・わりぃ」
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