第2章

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それにしても、綺麗な顔だなぁ~~ 寝顔まで素敵だなんて、反則だよ…… ほんと、見惚れちゃうな。 ……………… ………… ……… 『んっ… ……』 あっ、起きたかな?? 桐谷係長の方を見ると、まだ寝ぼけてるのか、ちょっと、放心状態… 『あっ、起きられましたか?桐谷係長…』 と、声をかけたけど、返事も無く ん、どうしようかな…… 『あのっ…『あっ、ごめん…ついウトウトしてしまって、いつの間にか寝てしまってた……』 私の声をかき消すように桐谷係長が慌てて謝罪を口にしたんだけど、その慌てぶりが、桐谷係長の新たな一面ってかんじで、新鮮で、思わず…… 『フフッ……。』 『えっ、早川さん?僕なんかした??ひよっとして、寝言言ってたとか?いや、参ったなぁ…』 なんて、見当違いな事を言うので、 『いえ、違いますよ。桐谷係長の慌てぶりが、いつもの落ち着いた桐谷係長からは想像つかなかったので、思わず笑ってしまったんです。すみません……(フフッ)』 あぁ、ダメだ、笑っちゃ行けないと思うのに、止まらない。
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