第1章

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秘書課へ戻って直ぐ、 桐谷係長へ内線をかける 『はい、桐谷です』 『秘書課の早川です。先ほどはありがとうございました。本日の会食は《神楽》に席を設けております。10時半に出発したいと思いますので、地下駐車場でお待ちしております。では、後ほど…』 用件を伝えると 『はい、了解です。』 と、先程とは打って変わって、仕事モードな返事が、返ってきた。 やっぱり、仕事になると違うんだなぁ。 受話器を置いて、やっとひと息… はぁ、なんだか、朝から疲れたなぁ~ 桐谷係長には、慌てん坊だなんて言われるし…… ヘンなとこばっかり見られちゃったよなぁ…… 軽く凹んじゃうな。 あ~~ダメダメ、今は仕事! 出かけるまでに、する事はたくさんあるんだから、さっ、頑張らなきゃ。
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