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みっちり勉強したばかりの体は、眠気には勝てなかった。
おじいさんが作業する横でウトウトしてしまう。
「できましたよ」
優しいおじいさんの声に目が覚める。
「よく見えると思います」
嬉しそうに渡された眼鏡を見て、僕は息をのんだ。
その姿は僕が使っていた眼鏡そのものだった。まるで新品同様だ。
「一体どうやって…」
かけてみると、よく見えた。
今まで以上に綺麗な視界かもしれない。顔にも気持ちよくフィットした。
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