これ迄のあらすじ

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ザルツ地方、ルキスラ帝国に位置する、呪われし忌むべき山脈バロバロスの顎(あぎと) その麓を治めしゼッケル公爵領 人と蛮族の境界を治めし貴重な領地を持つ公爵家は、帝国内での発言力も高く、抜きん出た名家である しかし、名家であるが故か、その後継者争いがキナ臭さを帯びている 二人の後継者候補のイオン・フォン・ゼッケルとネヴァル・ヴァン・ゼッケルは互いの思いとは裏腹に、その渦中へと巻き込まれていた 冒険者であるアルマ・クライムとニィ・チャンの二人に、イオンと妹のリゼリアの護衛の依頼が入る そんな時、公爵家が何者かに襲われたのだ イオン達は城を脱出し、森の中の転移装置により脱出するが、転移装置の行き先は、ザルツ地方から遠いリーゼン地方のパーミリオ侯爵領であり、妹のリゼリアがその際行方不明になってしまった イオン達は、叔父であるパーミリオ侯爵の庇護の元、叔父の元で療養していると言うもう一人の兄弟のレオンハルトへ会いに行く事に その途中イオンの命を狙う追っ手に襲われるが、寸手の所でネヴァルによって命を救われる しかし、パーミリオ侯爵の邸に戻るとネヴァルはイオン暗殺の首謀者として捕獲されるのだった ネヴァルが実はイオンを助けるために処刑される事を望んで居たこと知ったイオン達は パーミリオ侯爵を説得しネヴァルを救う事に 無事侯爵を説得し、一件落着となるはずだったが…そんな彼等の元に ゼッケル公爵家に帰ってはいけない、と連絡が入り 突如パーミリオ侯爵家が何者かに襲われるのだった…
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