過去の僕達 1

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「人の海」 外に出れば人間の姿 その数と同じ数、気だるい表情 冷めた目をして作り笑い 何も感じない僕も 同じ冷めた目をしながら ドアを閉じて引きこもる 理不尽が攻撃する前に # 白けたこの世界はリピート再生 明日が過ぎても変わらない 明後日が過ぎても変わらない 小さい原子が動くだけなのだから 部屋に戻れば人は僕だけ この世界に間は無く 僕が僕でいられる場所 何か感じる僕の心 やることもなくやるべきこともない ポッカリと空虚があるんだけど 心は興味なくそっぽを向くようだ いつからこの世界はリピート再生? 明日が過ぎれば変わるかも 明後日が過ぎれば変わるかも そんなことは夢のように儚いものだ それでも皆はそれに期待する 自分が光輝く夢の世界に そんな妄想だらけの世界に 僕は愛想をつくだけです #
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