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私が須藤君にキャッキャしているのを見ながらあの女はあざ笑っていたのかもしれない。
須藤君は私のものなのに・・・と。
たまらず頭を掻きむしった私は昨日のベタベタを落とす為にシャワーを浴びた。
化粧したまま寝たからかマスカラが滲み過ぎて悲惨な顔になっている。
それに、顎にはニキビ。
・・・いや、吹き出物か。
大きな溜息をついてシャワーから出ると、倒れた鞄から何かが転がっている。
ん・・・これは・・・・・・。
昨日の夜の記憶が徐々に蘇ってきた。
ああ、そういえば昨日貰ったんだっけ・・・疲れた身体にか・・・今の私にぴったりだな。
そう思いながら飲み干した後、隣に落ちていたものを拾いあげた。
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