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羨ましかったんだ、と歩は笑う。
「貴子に憧れていた・・・
眩しくもあったし、そして、時に、妬ましくもあった。」
ようやく吐露した本心。
でも、貴子はやっぱりそれを普通に受け止めてくれる。
真っ白のまま、穿つことも、責める事もせず、
ただ、言葉を言葉として、ありのまま・・・・
友人の言葉として、丸ごと受け入れてくれる。
そんな所に妬ましいほど、憧れていた。
だけどね、と歩は泣き出す。
「それでも、それ以上に、大好きだよ。」
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