第壱影

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「で?それを証明出来るのか?」 「と言うと?」 「そのメールを貰ったとしよう。そのメール通りにして、異世界に行った。そいつは異世界から帰って来たのか?」 「………いや、知らないな」 「ダメじゃね?ガセじゃなくね?はい、デマ来ました!」 「ちょっと待ってよ!本当にメール来たらしい人もいるんだよ」 「はいはい、証明出来ない時点で、確率半分ですね」 「え~、そんなぁ」 「で?今日はどこの風呂に行くの?」 「新しいスーパー銭湯」 「ああ、建設して3日か、厳しいんじゃねぇの?」 「フフフ、バイトで内部の構造と死角やカメラの位置は、バッチリチェック済み。抜かりは無いよ! でも、なんでそんなこと聞くの?」 「お前が狙う風呂は、当たりだからさ。人が入る、女性に人気ある、それは風呂に自信がある証拠だ。 お前が狙った風呂は、僕が入ってハズレ無し。ブログに載せているからな」 「ああ、やたら人気があるのはそういう絡繰りか!」 「つう訳で、ガンガン狙え」 「いや、犯罪なんですが…」 「僕は困らん」 「さいで」 「なあ、藻部。常夫を最近見たか?」 常川常夫(ツネカワツネオ)藻部のクラスメート。 「さあ、ただ最近彼女が出来たとか、噂が…」 「あ、ガチだそれ。補部五仏子(ホブゴブシ)て女子と付き合っているらしい」 「補部と!?あの筋肉お化けと!?」 常夫はヒョロガリのキャシャリン、補部女子は筋骨隆々のボブ○ップ。 良く河原でド付き合っているらしい。 後で通報しよう。
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