第1章

2/3
前へ
/3ページ
次へ
突然なんだけど…ラブストーリーとしてはいきなりな始まり方なんだろうけど、俺には彼女がいる。 幼馴染で、超ミニマム。 顔は…まぁかわいいと思う。 うん、俺が言うのもなんだけど、かわいいんだよ。 これは…あれだ。ハムスターとかリスとか、そんな感じ! ガキの、ほんと幼稚園あたりからずっと片想いで(ここをすっ飛ばした理由はまだ聞くな。)高校に入ってようやく付き合い始めた。 その前からも、周りからは付き合っているようなもんだって言われてはいたけど、事あるごとに否定されて俺的には心が折れ始めていたわけなんだけど、否定される回数を重ねるうちにあいつの表情に気付いて今がある。 そりゃ、明確に言葉が欲しかったと言われればそうなんだけど、大事な事ってそれじゃなくって……今の俺は単純にこいつをどうやって俺にだけデレさせるか。 試行錯誤を繰り返してはいるけど、ちゃんと「好き」とかって言われたわけでもないんだよな。 幼馴染から、恋人へ。 ありがちだけど、結構大変なんだよな。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加