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「そうだ。キングに会いたい。」
「こっちよ。」
中には女性のエルフが数人いたが、こちらを見てくるばかりで何もしてこない。
そしてある部屋まで案内されると、
そこには光のエルフである男性3人と女性が優雅にお茶を飲んでいた。
「あらあ、やっとお仕事かしらあ。」
女性のエルフはうふふと微笑む。
「チェスを申し込みたい。」
「了承した。チェス盤まで移動しよう。」
この地下3階のチェスのルールは体力、防御力のない後方支援にはきわめて不利な状況だとおもう。
駒を取るときに戦う、すなわち必然的に近距離での攻撃になってしまうからだ。
もちろん戦いがはじまったあとはチェス盤内であれば移動できる。
それでも近距離から離れなければならないため不利だろう。
しかし言い換えれば、近距離攻撃に適している剣や斧などは有利なゲームであるといっても良い。
そして、駒を取れる一歩前のマスに足をついたときが戦いの合図となる。
戦いを仕掛ける側の都合で戦いをはじめられるため、どうしても駒を動かす側が有利となるのも必然だった。
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