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燃え尽きた枯れ葉が積もる
重ねられて忘れられる
道の消えた足下を見据えて
零れて囁く風の音を聞いた
苦し紛れのこの世界は
故に暗く陰を帯びて
集められた時を蔑ろにする
冬の色だけが微かに揺れた
待ってそのままで
振り返らずに
ただ聞いて欲しい
歩みを止める
草臥れた靴の傷を眺めた
静寂に落ちる涙の数を
一頻り思うだけの刻
短くか細いその呟きに
微笑むことすら出来ない
深く瞼を閉じて問う
何一つ言葉は生まれず
乾いた唇は開くこともない
掠れたような弱い本音は
靴の裏から響いていた
終わることのないさざめき
湛えられた水面が光を返す
夕陽の色は何処か緩やかで
滲むように浸透していく
鮮やかに映し出される
その煌めきに包まれて
開かれた心が雫を溢した
失われた温もりの数だけ
冷たさがこの身を抱いた
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