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「コラッ!おまえらふざけんじゃねーぞ! 今までわけわからないから黙ってたがもう頭にきた! 岩月、吉井、斉藤、おまえらのこと先生に言う。おまえらの両親にも俺をイジメてたこと言ってやる。教育委員会にも話しをしてやる。へっ怖くない?ハッタリだろうって、そう思ってるならそう思えよな。まずは先生と校長先生に報告だ。嘘だろうって、嘘を言ってどうするんだ。おまえらがしたことを洗いざらい言ってきてやる。謝る?謝れば許されると思うのか?俺は怒ってるんだよ!まずは机と椅子を戻せよ。戻したら、机の落書きを消せ!ひびってる暇があるならさっさと動けよ!
おまえらやってきたことは忘れないからな。覚えておけよ!」
一気に言って、僕は教室を出て職員室へ目指す途中で、ふと水飲み場の鏡に己の姿を見た。
まさに鬼のような形相をしている。
と、鬼団子の効果がきれたのか、鬼の形相からいつもの僕へと変わってゆく。
あれから、僕は本当に先生にイジメを受けていることを告白した。
両親にも話しをして、話はイジメっ子達の両親にもいき、なんと僕に対するイジメがなくなった。
鬼団子、もう僕には必要ないから……あ、あの子イジメられてるじゃないかな?
黒いモヤモヤオーラがでてる。
声をかけてみよう。
君にもこの鬼団子が必要なのかもしれない。
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