春ちゃんへ。

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 ああ、春ちゃん。そんな悲しい声で僕の名前を呼ばないでよ。僕まで悲しくなるじゃん。そう思っても、口を開けないのだから何一つ思いを伝えられないのが残念だ。  でも、大丈夫だよ、春ちゃん。これから先、僕がいなくても絶対にいい人生を過ごせるから。だって__  __だって、僕が確かめたんだから。
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