第1章

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普段の僕は君にどう見えてるの? 偽りの僕だけじゃ、本当の僕は見えないでしょう? 本当の僕と見せ掛けの僕が、悪戯に笑ってる 忘れないでね 君の中の僕は偽りの僕だって事を ねえ、指差して教えてよ 君の目には見えてるんでしょ 君を想っている僕が 曖昧でよく見えないなら 目を閉じてもいいから 君が思うままの僕を教えて? 本当の僕を愛してもらえるようになりたくて 本当の僕を否定したくて演じてきた 偽りの僕が本当の僕とすり替わってしまう ねえ、忘れないで? 君の中に本当の僕がいる―…… 目に映る物だけを 信じる事しか出来ないのは、君も僕も同じで だからこそ、今だけは その心に焼き付けてよ 君の知らない、本当の僕を――…… 君の理想を崩したくなくて そうしたら何だかわかんなくなって それでも知ってほしい 本当の自分はこうなんだって ねえ、指差して教えてよ 君の目には見えてるんでしょ? 君を想っている本当の僕が 曖昧でよく見えないなら 胸に手を当ててみて? 僕が君に 本当の僕を伝えるから――――……
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