第一部 零れる雪 1 青い地球

2/5
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/1671ページ
西暦:不明 場所:不明 時間:不明 予期していなかった突然の眩しさに、 真斗(まなと)は 右目をほんの2mm程開けることが 精一杯になった。 頭はぼうっとして、 記憶もはっきりしない。 ”ここはどこだ!?” ”何故ここにいる!?” ”さっきまで一体、何をしていた!?” さっぱり何も 思い出せない真斗だったが、 辺りの薄暗さから、 夜か夕方過ぎであることは 何とか理解できた。 心臓が胸の骨や筋肉を 叩いているかのように、 バクンバクンと音を鳴らしている。
/1671ページ

最初のコメントを投稿しよう!