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  「初めまして、“まゆ”です。今日暇なんですけど空いてませんか?」   送信するとすぐに返事が返って来た。   待ち合わせ場所は相手に任せて〇〇駅に6時。   私はまた用事があると言って俊行より早く帰った。   途中で、いつもは着ない様な大人っぽい服を買って帰った。   さっそく着替えて待ち合わせ場所へ向かった。   そこにはスラッとした、まだ37歳とは思えない程整った顔立ちの男性が立っていた。   私が近づくと笑顔で迎えてくれた。   「こんばんわ、君がまゆちゃんかな?」   「あ、はい。」   「じゃぁ、取り合えずご飯でも食べに行こうか。」   そう言うと慣れたような手つきで私の肩に触れ、車のドアを開けてくれて乗るように促された。   それだけでも洋平は遊び人だと分かった。   洋平が連れていってくれたのは、隠れ家のような素敵なお店だった。   私は、目の前にいる洋平のおいしそうな体ばかりが気になってあまり食事は取らなかった。   お互いお酒を飲みいい気分になった所で帰る事にした。   お互いお酒が入っていたのでタクシーを呼び、お店に洋平の車を預けたまま私の家まで送ってくれた。   私はこの時を待っていた。   酔った振りをして部屋まで連れていってもらい、少し誘った様な仕草をすると洋平はすぐに私の上に覆いかぶさってきた。
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