108人が本棚に入れています
本棚に追加
最後の惨劇
私はゆっくり日記を閉じた。
この後は私も知っているし、日記はここで終わっているから。
この後すぐ私と彼女は出会うのだ。
彼女は俊行を殺害した後、全てを失ってしまった事に気付き街を彷徨っていた。
その時たまたま通りすがったのが私だった。
私は俊行と似ているらしい、いやさっき写真を見たが確かに似ていた。
彼女は私を見た途端に泣き始め懺悔し続けていた。
私は周りの目も気になったし、彼女の精神に異常があると判断して私が働いている精神科病院に連れて行った。
そこで彼女の話をゆっくり聞いた。
すると、最愛の人を食べてしまい全てを失ってしまったという事だった。
嘘の様な話しだったが、彼女は涙を流しながら言っているので本当かもしれないと思った。
私はすぐに警察に相談すべきだと思ったが、まだ半信半疑だし、少し興味もあった。
しかし、この後起こる惨劇に私はまだ気付いていなかった…
最初のコメントを投稿しよう!