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さて、これで俊行に私の事を知られなくて済んだ。
私は孝也の冷たくなった死体を前にしているのに、いつも以上に冷静だった。
罪悪感が少しも無かったからだろう。
これからどうしようか…
バレ無いように死体を隠す方法…
私は取り合えず、持運びやすい様にバラバラにすることにした。
風呂場まで引きずり、包丁で切り始めたがなかなか進まない。
私は閃いた。
次の日平然と学校へ行き、俊行と遊ぶのを具合が悪いと断りホームセンターへ。
一番小さいハンディタイプのチェーンソーとノコギリとハンマーを買った。
家につくと夜中はノコギリを使いバラバラに、昼間は学校を休み隣の工場の機械の音に合わせてチェーンソーで細かくした。
ビニールを重ねた袋に頭を入れハンマーでぐしゃぐしゃに潰した。
後の部分も骨を取ると普通の肉の様に見えた。
私はいい事を思い付き、肉片をミンチにする機械にかけてみた。
まるで豚肉のミンチのようだった。
それでハンバーグを作ってそこら辺の犬やホームレス達に配ろうと思った。
しかしその時呼び鈴が鳴った。
私は肉片だけ冷蔵庫へ。
玄関を開けると俊行が笑顔で立っていた。
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