始まり

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数分後、少年は酒場に居た。 この世界において酒場は夜こそ酒飲みの場だが、昼間には依頼所として機能する。 この少年は依頼を受けに来たのだろう、少年は依頼書が貼られてあるボードを見ている。 「…………これにしよう。」 そう言うと少年は依頼書を剥がし酒場のマスターに渡す。 「ん?なんだ?」 少し眠たそうにマスターは言う。 「この依頼を受ける。」 「あぁ解った、じゃあ契約書に書くから名前を教えてくれ。」 「わかった、…シグレだ」 少年_シグレは少しためらう様に名乗った 「解ったシグレだな。じゃあ明日の10時町の中央広場に行ってくれ。」 「解った」 そして少年は酒場から出て行った。
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